コミュニケーション支援ブログ

難病や重度障害者のコミュニケーション支援の情報を集めたブログです

支援機器の貸出を開始!!

スイッチをはじめとする支援機器の貸出を開始しました。
サイトの左側のメニューにある機器貸出からご利用ください。

thunderbirdteam.hatenablog.com

 

支援機器は高額なものが多く、色々試したいのに貸出してくれるところがわからないというお話をよく聞きます。

そこで、当事者のみならず支援者の皆さんにも、気軽に試していただけるように考えました。
これから、貸出機器を増やしていきますので、ご活用ください。

 

iPadステップスキャン用SWBOX

droptapのステップスキャン用にENTERとSPACEのスイッチボックスの希望があり、Arduino(ATtiny85)で作ってみました。
繋いでdroptapにスイッチを登録したらすぐに使えました。スイッチコントロールは関係ないんですね。知識として知ってましたが、実際に体験して納得でした。体験って大切ですね。
ちなみにこれはスイッチを登録すれば、スイッチコントロールのステップスキャンにも使えました。2つのスイッチで操作する人ってどれくらいいるんだろうか?

TDパイロット ユーザーレポート(谷口裕子ALS)

機器導入の相談から機器体験を通してトビーTDパイロットを購入された谷口裕子さん(ALS)の使い勝手をビデオに撮ってきました。視線とスイッチの併用で納入から一ヶ月でサクサクに使っています。ずっとiPadユーザーでもあったので、最初からiPadを使い続けたいご希望もありました。夜はベッドでスイッチコントロールだけでiPhoneを使っているとおしゃってました。

youtu.be

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iPad USB-Cスイッチボックス

ICT救助隊では、今までiPad (第8世代)12台で講座や貸出をやりくりしてましたが、手薄になって第10世代10台を追加購入しました。
スイッチコントロールの講座用ですから、スイッチボックスも追加で10個用意したのですが、第10世代はUSB-Cです。
スイッチボックスをUSB-Cで作ればそのままダイレクトに接続して使えました。でもこのまま使ってバッテリーが無くなったら再充電まで使えない事態になるので、やはりカメラアダプターが必要です。
見つけたものはデータ転送がUSB-Aでした。つまり今まで通りにスイッチボックスはUSB-AのままでOKとなりました。購入したUSB-Cカメラアダプターはapple純正ではありません。

購入したカメラアダプター

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09P9VZ675/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&th=1



MSA(多系統萎縮症)の方からの相談がありました。

MSA(多系統萎縮症)の方からの相談がありました。
スペックスイッチを付属のベルトで指に固定して親指で押していたが、震えが止まらずに押せなくなったと。
訪問してきました。ご家族からは震えがスイッチに反映してしまうこと。
以前、小さい四角いスイッチも試したがうまくいかなかったこと。
話を聞くと試したのはパシフィックサプライのトリガースイッチのようでした。
 ICT救助隊の指スイッチに交換してうまくいきました。機器はレッツチャットだったので、震え誤動作防止の設定をしました。
MSAなので1時間以上の連続操作は難しくなると思って、スイッチで文字選択できたところで帰りました。スイッチ操作の動画は撮り損ねました。
次の日に届いたメールが、
「傾斜のあるスイッチも良かったと思いますが、スキューバ―ダイビングのスーツを使用したバンドのフィット感がぴったりとして使い良いのだろうと思います。また、誤動作防止の設定もとても効いていると思います。こんな設定があることを初めて知りました。」
さらに次に届いたメールが、
「昨日、外出先から帰宅した私に、夫からこんなメッセージがありました。うまく入力操作できなくなっていたレッツ・チャットで、私へのコメントは、1年以上ぶりだと思います。こんな短い文でも、私にとっては、穏やかな夫らしさを感じることができてウルウルしました。」
1年以上ぶりの言葉がこれです。
コミュニケーションの奥深さを感じます。1年以上、文章の表出がなかった人が書いた文章です。おそらく受け手側は1年以上ぶりのメッセージはなにかもっと重要な意味あることをと思ってしまう。しかし発信者からは「おかえりなさい」なんです。僕がうまく言葉で表現できないですが、何かとても大切なことをこの患者さんから教えられた気がします。人と人との関わりで大切なこと、大切にしなければいけないこと、意思伝達、意思疎通の意味、コミュニケーションのあり方。まだまだ学ぶことが多いと思った訪問でした。
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貸出機器の追加

赤い羽根共同募金(東京都共同募金会)の支援を受けて、支援機器を購入しましたので、貸出機器に追加しました。

 

誰でもがゲームを楽しめるように開発されたFlex Controller、マウスポインタを操作するための特殊マウス、ジョイスティックマウスとZonoです。

貸出機器

貸出事業は単体だけではなく、組み合わせでも貸出しています。

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