コミュニケーション支援ブログ

難病や重度障害者のコミュニケーション支援の情報を集めたブログです

クロロプレインゴム素材の紹介

指にスイッチを付けて押すやり方はとても有効なケースがあります。人差し指に付けて親指で押す。あるいはその逆に親指にスイッチを付けて押す。
一番の問題は、どうやって指に付けるか、、です。ほとんど場合、面ファスナーを利用してます。マジックテープ、ベルクロ、クイックロンなどと呼ばれてますがそれぞれが商品名です。この面ファスナーもいろいろな素材や厚み、硬さがあります。
私も最初は伸縮性のものを探して使っていました。しかし、どうしても固定が甘い。使っているとずれてくる。ずれてしまえば自分で戻せないので、使えないスイッチになってしまう。ずれないように、きつく締めて指が痛くなる。の悪循環が始まる。
そんな話をしていたら車いすビルダーの木村さん(アイムエイム)がこんなのあるよと小さいゴムシートを分けてくれたのが、クロロプレーンゴムシートの片面パイル地素材でした。この素材が素晴らしい。片面が全面ゴムで片面がパイル地。指に軽く巻いてもずれない。パイル地なので面ファスナーで簡単に留めることができる。
調べていくと、これはウェットスーツの素材でした。ネオプレンゴムという商品名もあることが分かりました。クロロプレインゴムもかなりの種類があり、様々な用途で使われてます。指にまくベルト問題がほぼ解決。スタンダートな指スイッチとして、18mmX18mmのタクトスイッチをこのゴムベルトに付けてます。取り付けはホットメルト接着です。このゴムベルトは指だけに限らず、大きさ、長さを変えれば、かなりの用途で使えます。一例として車いすに乗った時に足の関節辺りでスイッチを押す人にこのベルトで車いすのフレームにスイッチを取り付けたら1日使ってもずれないと報告がありました。
このクロロプレインゴムシート片面パイル地素材は2mX2m2枚セットでしか手に入りませんでした。指先に付けるには10mmX100mmもあれば十分です。そこでICT救助隊では、A4サイズに小分けして1枚500円でお分けします。興味ある方はご連絡ください。少し裏事情:このシートの購入は数万円でした。資金を少しでも回収したいのも本音です。
購入希望はこちらから。

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