代表的なVOCA、携帯用会話補助装置です。
キーガードがあるので、文字盤の上に手や足を滑らせて、入力したい文字を押し込むことで文字が入力され、発声させることができます。
【貸出内容】
ボイスキャリーペチャラ本体
キーガード(ブルー、装着済)
ACアダプタ
電源パック(装着済)
ベルト
プラスドライバー
取扱説明書
サイズ:横260×縦187×厚さ42mm
重量:850g(専用電池パック付、ベルト除く)
価格:98,800円(非課税)
製造:パシフィックサプライ株式会社
代表的なVOCA、携帯用会話補助装置です。
キーガードがあるので、文字盤の上に手や足を滑らせて、入力したい文字を押し込むことで文字が入力され、発声させることができます。
ボイスキャリーペチャラ本体
キーガード(ブルー、装着済)
ACアダプタ
電源パック(装着済)
ベルト
プラスドライバー
取扱説明書
サイズ:横260×縦187×厚さ42mm
重量:850g(専用電池パック付、ベルト除く)
価格:98,800円(非課税)
製造:パシフィックサプライ株式会社
新しい年も三が日が過ぎ、皆さまも日常に戻られている頃でしょうか。
東京は思いがけない積雪に、オミクロン株や感染者数の増加といったニュースで、なかなか平常運転できない日々ですが、できることを1つずつ丁寧に行っていこうと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いします。
新年早々の話題は、スイッチでベッドを操作する方法についての情報提供です。
スマートフォンで操作できるので、スイッチコントロールを利用してスイッチ操作が可能です。
ALS患者さんが操作を見せてくださいました。
参考価格は36,000円(税別)だそうです。(株式会社プラッツのTwitterより)
対応するベッドは、ミオレットⅢ、ミオレットⅡ、アスピーノ、P300シリーズ
愛知の福祉用具業者有限会社アイム・エイムの木村さんがFacebookに、miyasuku経由でベッドコントローラを操作している記事をアップされています。
その他には
環境制御装置と組み合わせて使用する赤外線式ベッドスイッチコントローラ
意思伝達装置や環境制御装置と組み合わせて使用する赤外線ベッドコントローラ
などがあります。
ベッドをスイッチで操作したいというご要望はずっとありましたが、改造したリモコンでの操作は危険が伴ったり、コントローラが高額であったりで、なかなかご紹介できないでいました。
今はiPadやiPhoneがスイッチで使えれば、対応するベッドがあるというのは、すごいありがたいなあと思います。
テレビやエアコンはもちろん、様々な機器のリモコンがiPadやiPhoneのアプリとして操作できるようになっています。アプリにさえなれば、スイッチコントロールで使えます。なかなか手軽に実現できなかったベッドのスイッチ操作もより進化していくでしょう。患者さんがご自分でできることをまた一つ取り戻せるのは大いに歓迎するし今後にも期待してます。
こんばんは!日に日に寒さが増してきていますね。皆さん体調は大丈夫でしょうか?私は医療機関勤務ということで本日コロナワクチン3回目を受けました。すでに腕は痛い...。皆さんも体調にはお気をつけて。
では、本日はシリーズ第5弾、ポジショニングです。あまり、支援をはじめたばかりの方などはあまり気にならない部分かもしれません。しかし、このポジショニングで手の動かしにくさや各部位の動く範囲などは変わります。その理由は姿勢を変えると筋の緊張や筋の長さが変化します。そのため、手指でボタン式スイッチを入力している方でも肩や肘、手関節の位置が変化することで入力しにくくなる場合があります。評価の際には、姿勢に左右されないスイッチの選定及び支持面(クッション、タオルやスポンジなど…)を検討し、操作に影響を与えないよう評価していきます。ただ、この際にポジショニングが各姿勢で大きく異なり、複雑になると介助者が混乱するため、なるべくシンプルに実践できるように意識します。
てこの原理の支点、力点、作用点を心がけてポジショニングすると良いです。あとは、試しているときの本人の動かせている運動の範囲をみると段々とつかめてくるかもしれません。
今日はこのくらいで。このシリーズは次回が最後です。適合の流れをまとめていきます。では、また次回で!!
こんばんは。12月に入り日々慌ただしい日々をお過ごしでしょうか?あっという間に12月も2週目に入り、もう今年も終わろうとしております。ここ2年間はコロナによっていろいろ制限があり、大変な時間をお過ごしであったかと思います。まだ油断はできませんが、年末年始くらいは少し幸せな時間が過ごせるのを祈るばかりです。
さて、本日はスイッチ適合シリーズの4つ目の部分です。
スイッチには作動圧と呼ばれる入力に必要な力があります。また、どの部位で入力するかによってスイッチの形状も重要になります。押しボタン式のスイッチであれば手指で操作可能な場合から、足趾での入力も検討できるかと思います。四肢で押す力がない、持つ力がなければ頬や舌、頭部の回旋による耳たぶや鼻先でタッチ式スイッチでの入力が考えられます。また、眼輪筋などを利用し瞼を動かすことでのセンサー式の入力、最近では視線入力など患者の疾患の特性や進行速度によって残存する動かせる部位は多岐にわたります。
評価した動作からスイッチの形状や届く範囲などを考慮してスイッチを選択していきます。ここで重要なのが予後予測です。神経筋疾患は進行性のため初めに使用したスイッチを長く使用できるとも限りません。そのため常にスイッチの評価をしておき、早い段階で次のスイッチを検討することが大切です。一方で、頻繁にスイッチを変更することは制度面でも難しく、場合によっては自費で購入に至るケースもあります。そのため、適合は予後予測し比較的長く使用できるスイッチを最初に選ぶことも重要です。例えば、タッチセンサーのような当初は四肢で触れることで入力し、進行に合わせ部位を変えて頭頚部でも操作する。押しボタン式であれば作動圧があらかじめ弱いものを使用し、ポジショニングなどで調整することで長期に使用できるようにするなど、常に動作評価と予後予測をしながら進めることが大切です。
もちろん、手作りで対応もできます。どんなスイッチなら使いやすいか考えて作ってみる。try&errorも適合の技術向上には大切かと思います。
それではまた次回。
こんばんは。シリーズといいながら間が少し空いてしまし申し訳ありません。
本日は残存機能の探し方、つまり対象の方のどの部位をスイッチ入力に生かすかの部分になります。
ですのでまずは、本人が動かせる身体部位を探します。手指などわずかでも動かせる部分があるのか、四肢を動かすことが困難であれば頭頚部や口周囲、眼周囲などはどうか見ていきます。四肢に動きがある場合は、次に動きを助けるための支持面を考慮します。これは、てこの原理の活用で、実際に操作する部位に対してどこに支持面を作るかで運動範囲が変化します。評価をする際には評価者の手で支持面を変化させていきながら患者が負担なく操作できる位置を探していきます。
ここでのポイントは筋力を見るのではありません。あくまで大きく、楽に対象の方が動かせる部位を見つけるつもりで見てください。負荷が大きいとスイッチ操作は続きません。こちらで決めつけてかかるのではなく、対象者の身体を見る視点をちょっと大きくしてみてください。そうすると気づけることは多くあると思います。
では、続きはまた次回...
おはようございます。本日はシリーズ②適合の目的についてお話したいと思います。
②スイッチ適合の目的
スイッチは機器を操作するうえで必要不可欠なツールです。特に進行性の疾患に至っては、徐々に身体機能が低下し自身の力で動かすことができる部分が限定されてきます。スイッチの適合は進行を予測して操作部位を選定し、患者さんが混乱なく切り替えが行えるよう支援してく作業となります。
一つのスイッチをずっと使い続けることは難しいですよね。ただ、いざ交換となってもこれまた悩むことがあります。患者さんも慣れたスイッチからの変更などには戸惑いもあります。なんのためにスイッチを変更していくか、選びなおすかなど共有しながら進めていくのが大切だと思っています。
さて、次回からは具体的な適合の流れをお話ししていきたいと思います!ではまた。