コミュニケーション支援ブログ

難病や重度障害者のコミュニケーション支援の情報を集めたブログです

シリーズ~スイッチの適合って? ⑤ポジショニングの捉え方

こんばんは!日に日に寒さが増してきていますね。皆さん体調は大丈夫でしょうか?私は医療機関勤務ということで本日コロナワクチン3回目を受けました。すでに腕は痛い...。皆さんも体調にはお気をつけて。

 

では、本日はシリーズ第5弾、ポジショニングです。あまり、支援をはじめたばかりの方などはあまり気にならない部分かもしれません。しかし、このポジショニングで手の動かしにくさや各部位の動く範囲などは変わります。その理由は姿勢を変えると筋の緊張や筋の長さが変化します。そのため、手指でボタン式スイッチを入力している方でも肩や肘、手関節の位置が変化することで入力しにくくなる場合があります。評価の際には、姿勢に左右されないスイッチの選定及び支持面(クッション、タオルやスポンジなど…)を検討し、操作に影響を与えないよう評価していきます。ただ、この際にポジショニングが各姿勢で大きく異なり、複雑になると介助者が混乱するため、なるべくシンプルに実践できるように意識します。

 

てこの原理の支点、力点、作用点を心がけてポジショニングすると良いです。あとは、試しているときの本人の動かせている運動の範囲をみると段々とつかめてくるかもしれません。

 

今日はこのくらいで。このシリーズは次回が最後です。適合の流れをまとめていきます。では、また次回で!!