コミュニケーション支援ブログ

難病や重度障害者のコミュニケーション支援の情報を集めたブログです

シリーズ~スイッチの適合って? ③残存機能の探し方

こんばんは。シリーズといいながら間が少し空いてしまし申し訳ありません。

本日は残存機能の探し方、つまり対象の方のどの部位をスイッチ入力に生かすかの部分になります。

 

ですのでまずは、本人が動かせる身体部位を探します。手指などわずかでも動かせる部分があるのか、四肢を動かすことが困難であれば頭頚部や口周囲、眼周囲などはどうか見ていきます。四肢に動きがある場合は、次に動きを助けるための支持面を考慮します。これは、てこの原理の活用で、実際に操作する部位に対してどこに支持面を作るかで運動範囲が変化します。評価をする際には評価者の手で支持面を変化させていきながら患者が負担なく操作できる位置を探していきます。

 

ここでのポイントは筋力を見るのではありません。あくまで大きく、楽に対象の方が動かせる部位を見つけるつもりで見てください。負荷が大きいとスイッチ操作は続きません。こちらで決めつけてかかるのではなく、対象者の身体を見る視点をちょっと大きくしてみてください。そうすると気づけることは多くあると思います。

 

では、続きはまた次回...